熱海伊豆伊東にひとり旅いってきた(3日目・伊東)

ひとり旅・お城

こんにちは。

しろあとです。

今回は前回の旅ブログの続きです。

3日目は伊東に行ってきました。

ハトヤホテルで有名な伊東です。

伊豆の東側に位置することから、伊東という地名になったそうです。

伊東も熱海に負けない温泉地としてその名を馳せています。

3日目 伊東

伊東のイメージは温暖な気候で海鮮が美味い。

そんな過ごしやすい印象を前々から持っていました。

たくさん温泉に入って日々の疲れを癒そうと考え、温泉三昧の1日にしようと企てていました。

ですが、近くに「シャボテン公園」なるなんとも気を引くようなネーミングの施設があるとのこと。

これは行くしかありません。

  • 7:15 起床

連日の旅の疲れもちょうど溜まってきたところで、この日の起床は少し遅めです。

1日目、2日目と朝が早すぎました。

この日も天気は快晴。

ほんとうに天気に恵まれました。

熱海はやっぱり坂が多くて大変です。

朝は寒いはずなのに、坂を登っているうちにどんどん熱くなってきました。

8時台の伊東線に乗り込み、伊東方面を目指します。

  • 9:00 伊東駅からバスが発車

伊東線に揺られること20分ちょっとで伊東駅に到着です。

目的地に直行するバスに乗り込みます。

平日だというのにバス車内はけっこうな混雑具合です。

バスは急こう配の山々を登っていきます。

これまでたくさんバス旅もしてきましたが、ここまで急こう配の坂を登ったことはなかなかありません。

それくらい急斜面の連続でした。

  • 9:45 シャボテン公園、大室山のバス停に到着

バス車内からも見えた大室山。

この山を見てびっくりしました。

「あまりにも急斜面すぎる山!」

米の入ったお茶碗をそのままひっくり返したような形をしているのです。

運行しているリフトもかなり急こう配で山の頂上まで向かっています。

山はすすきのような丈の長い植物で覆われているようです。

リフトの通り道だけ刈り取られて禿げています。

そんな大室山とは反対側にサボテンのオブジェらしきものがある建物が見えます。

  • 10:00 伊豆シャボテン公園

鳥居のようなアーチ状のオブジェをくぐりぬけながら、ひたすら坂を登っていきます。

配水管のような筒状の高い建物を横目に見ながら、入場口に到着です。

シャボテン公園です。

入園し、さっそく地図を手に取ります。

すると意外なことに、園内がけっこう広い!

見どころがたくさんありそうで、期待大です。

私が入ってきた門は、どうやら正門ではなかったようで、地図の読み方に最初苦戦しました (笑)

園内を時計周りに散策していると、次から次へと見るポイントがたくさんあって飽きません。

どうやらシャボテン公園は、「中南米をテーマにした動植物園」といったところですかね。

そちらの地域を彷彿とさせる銅像や遺跡っぽい造りと動物が多く見られました。

ラマがいっぱいいて、「ツバ吐き注意!」の警告がたくさんありました。

また、鳥や動物が野良のように放し飼いされているところもあります。

いきなり横から登場してきてびっくりしました。

園内の中央には、モンキーパークのようなサル山の孤島になっており、自由にサルたちが過ごしていました。

通常の動物園では見られないような珍しい動物もたくさんいて、興味津々です。

私のお気に入りは2つ。

まず、カンガルーがかわいい。

カンガルーとクジャク?が一緒のエリアにいます。

小さな檻の中にいるのではなく、大きなエリアの中に人間自らが入っていく形です。

すぐ横をカンガルーが、あの独特な動きで通り過ぎていきます。

その姿がとっても愛らしい。

こんな間近でカンガルーを見たことなんてなかったので、感動でした。

そして、もう一つ圧巻だったのがサボテンです。

植物園やフラワーパークにちょっとだけサボテンがあったりしますが、シャボテン公園はその名の通りサボテンがガチです。

入り口から入ると、地下で4つくらいのエリアがつながっており、そのどれもがサボテンの展示なのです。

エリア全体がサボテンなんてこと今までなかったので驚きです。

ただ、サボテン特有のあのとげとげしい感じも伝わってきて、鳥肌も立ちました(笑)

サボテンだけでなく、途中でフクロウもいてかわいかったです。

全体を通して動物や植物がぎゅっとまとめて展示されていて、スペースを有効活用しており、まったく飽きることなく最後まで楽しむことができました。

  • 11:40 ランチ

大室山リフトに併設され、軽食がいただけるカフェでランチをいただきます。

なんとこのお店、食べログアワード2024を取っていました。

開店してまだ5分、10分なのに、店内はすでに5割程度の客入りです。

メニューを見ると、カフェによくあるカレーやプレートなどがあるのですが、 驚いたのがすべてのランチメニューがセットになっていることです。

食材へのこだわりが見てとれます。

私は、「地魚フライ丼」を注文しました。

注文してしばらく待っていると、まず前菜セットが届きます。

この前菜がすごいのです。

めっちゃおしゃれに盛り付けされています。

その日の前菜6種類の内容が書かれた手持ちホワイトボードも一緒に持ってきてくれました。

食べてみると、どれもすごくおいしい。

観光地にあるちょっとしたお店で、ここまでこだわったごはんが食べられるなんて感動です。

しばらくすると、メインの地魚フライ丼が到着です。

ぶりやカマスなど、地元で獲れた魚をサクッとしたフライでいただきます。

何もつけなくても魚のうまみが伝わってきます。

ソースは主張が抑えめで、さらっと食べられます。

前菜、フライ丼ともに食べ終えると、抹茶とデザートでしめます。

地魚はもちろん美味しかったのですが、とにかく前菜が素晴らしすぎて前菜の記憶が強く残ったランチとなりました(笑)

  • 12:10 大室山リフト

大満足のランチを終えたら、さっそく大室山に登っていきます。

ご飯屋さんを出て10秒でリフトです。

このスムーズさとスピード感、旅先では大事ですよね。

リフト券を購入し、すぐにリフトへ乗り込みます。

この時点で、上から下ってくる観光客の数がものすごいです。

リフトなんて空きがちらほらあるのが当たり前だと思っていましたが、下りが激混みです。

上りはそんなでもありませんでした。

リフトは2人がけですが、私は一人なのでど真ん中に腰掛けて、いざ搭乗です。

リフトに乗ってみると、改めて大室山の急斜面っぷりがよくわかります。

急角度でどんどんリフトは上に登っていきます。

近くで山肌をを見ると、ススキのような植物がたくさん生えていて、丈が意外と長いのが印象的でした。

6、7分すると頂上に到着です。

到着する前にカメラがあり、そこで強制的に写真撮影されました。

どうやら、そこで撮った写真をリフトから降りた本人に持っていき、記念写真として買いませんか?ということみたいです。

  • 12:20 大室山

頂上に到着です。

大室山は面白い地形をしていて、火山口のように山の真ん中がへこんでいるのです。

へこんでいる部分をフチ取るように散策路ができています。

1周するのに20~30分かかるようです。

標高は600mくらいで、麓よりも少し寒い気はしますが、何より今日も天気は快晴です。

とても気持ちよく歩くことができます。

みんながなんとなく時計周りに散策しているので、その流れに沿って歩きます。

左を見れば海や市街地が、右を見れば大室山のおへそが見え、景色は最高です。

しばらく歩いていると、やや傾斜がついて坂道になっており、階段が見えてきました。

どうやら大室山の最高到達点は、もっと上にあるようです。

もっと上まで行ってみると、大室山のほんとうの頂上に到着です。

見晴らしがよくて最高の気分です。

散策してみて面白かったのが、他の観光客の話し声が聞こえすぎてしまうことです。

山なので、ちょっとしゃべるだけでこだまがすごいのです。

耳からの情報過多で、少し焦りました(笑)

どのスポットからでもよい写真が撮れるので、歩いては立ち止まり、撮影をしては歩き出すのを繰り返し、1周してきました。

時間がまだ少しあったので、地元のみかんを使ったオレンジジュースで栄養補給。

元気になったところで、2周目に突入しました。

のびのびとした雰囲気で緑を感じられて、素晴らしい時間を過ごせました。

  • 14:20 伊東駅

大室山のリフトを下り、売店で焼き立て饅頭をいただきました。

バスに乗り込み向かった先は、伊東駅です。

伊東は熱海に負けないくらい温泉で有名です。

伊東の市街地内を歩きながら次の目的地へと向かいます。

  • 14:50 ホテルラヴィエ川良 日帰り温泉入浴

伊東で「日帰り入浴可&サウナあり」で調べ、たどりついたのがラヴィエ川良です。

利用料を払い、温泉があるフロアへ向かいます。

大浴場は縦長です。

入ると左手に洗い場がずらーっと1列に並んでいます。

一番奥にはこじんまりとした露天スペース、その手前には大きな内風呂が2つ、その手前は小さい水風呂、入り口すぐ右手にサウナがあります。

まずは露天風呂から。

あまり景色は見えませんが、露天風呂浴槽内に腰を掛けられるように段々になっているのがありがたいです。

半身浴もできますし、天を仰ぎながら入浴することもできます。

身体があったまったところで、続いてサウナへ。

2段しかなく、4、5人くらいが定員の狭めサウナです。

誰も人が来なかったので快適でした。

水風呂は普通です。

蛇口から冷水を出すタイプで、そこそこ冷えています。

露天スペースに休憩できるところがなかったので、内気浴でととのいます。

ここの温泉では3周してバッチリととのいました。

  • 16:10 東海館

ラヴィエ川良から目と鼻の先にあるのが、東海館です。

昔は旅館として利用されていた建物が、現在では地域資料館のような使われ方をされているようです。

中に入ってみると、和風な趣きの部屋や装飾がたくさんあります。

そして、想像以上に広い。

部屋数が多く、フロアも3階まであって、さながらダンジョンです。

館内の見通しもよいとは言えないので、おそるおそる各部屋を周ります。

横長の建物で、中央の3階から望楼にいくことができました。

目の前には伊東の町並みと、川が望めていいスポットです。

  • 17:00 ディナー 郷土料理居酒屋

東海館をあとにし、遊歩道を歩きながら伊東のグルメを堪能します。

うかがったのは「楽味家まるげん」です。

開店と同時に一番乗りで入店です。

こちらのお店は「うずわ」が有名だそうです。

今までうずわなんて知りませんでしたが、大人になる前の鰹とのことです。

さっそく日本酒で一杯やります。

このお店のいいところは日本酒が180mlと並々注いでくれるところです。

注文すると、四角いお皿、枡、グラスが登場です。

グラスに注いでこぼれて、枡がいっぱいになるまで注ぐ。

ここまではわかります。

ここからがすごいです。

枡がいっぱいになろうと、一切構わずどんどん注ぎ続けるのです。

お皿にまで日本酒がひたひたになっています。

こんなに注いでくれるのに、料金は一般的なお店の90mlとほぼ変わりません。

料理は刺身3種盛、魚の竜田揚げ、うずねのたたき、いわしのチーズジャーマンポテト、うずわのお茶漬けを注文しました。

刺身は正直、凍ったままでした(笑)

でも美味しい。

うずれはマジで美味かった。

鰹が大きな皿一面に広げられていて結構な量です。

食べてみると、鰹の味がダイレクトに伝わります。

日本酒が止まりません。

さらに、いわしのジャーマンポテトなるものが思わぬ伏兵でした。

でかでかと張り紙がされていたので頼んでみると、これが大正解。

オリーブオイルに浸ったイワシとジャガイモがこんなに美味いとは。

チーズが味をもう一歩上品にします。

イワシの味が日本酒を求めます。

結局、日本酒をもう1つ頼んで、360mlも飲んじゃいました。

もうべろべろで、最高の気分です。

最後はうずわのお茶漬けでしめます。

どれも絶品でした。

酔いが回って心地よい気分のまま、伊東駅へ向かい、帰路につきます。

  • 19:40 熱海駅

気分が良いまま熱海の町へ戻ってきました。

セブンイレブンで安倍川もちを食べたりして、3日目の旅を終えます。

平日でしたので、宿泊先の浴場はガラガラでした。

酔いも落ち着いたところで入浴し、明日に備えます。

ここで3日目は終わりです。

いよいよ明日は、最終日4日目。

ラストは熱海です。

しろあと

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