山陰ひとり旅(1日目 鳥取・境港)

ひとり旅・お城

こんにちは。

しろあとです。

このたび、3月中旬に山陰へ3泊4日のひとり旅をしてきました。

具体的には鳥取県米子市と島根県安来市をメインに巡ってきました。

私は47都道府県すべての土地を旅してきたので、島根と鳥取に訪れるのはそれぞれ2回目です。

1回目はベタに鳥取では鳥取市、島根では松江市と出雲市を旅していたので、今回は趣向を変えて、これまで行ったことないところに訪れてみました。

鳥取では米子市を本拠地として、旅の計画を立てました。

山陰ひとり旅の旅程はこちらです。

1日目 鳥取・境港

2日目 鳥取・米子

3日目 島根・安来

4日目 鳥取・江尾と淀江

今回、山陰の中でも鳥取と島根を選んだきっかけは、何気なくテレビで見た米子城跡の紹介です。

普段テレビを見ないので記憶が曖昧なのですが、たしか「絶対に行きたい史跡、遺跡?」みたいな紹介VTRをたまたま目にしました。

そこで映った米子城跡の天守台がめちゃくちゃキレイで壮大だったんです。

見た瞬間に「次はこれだ!」と思いました。

すぐさま山陰ひとり旅の計画を立てました。

また、それと合わせて温泉につかってゆっくりしたいとも考えていたので、温泉やサウナも徹底的にリサーチしました。

1日目 鳥取・境港

記念すべき1日目は鳥取の境港(さかいこう)です。

以前、鳥取を旅したときに、さまざまな飲食店で「境港産」という言葉を目にしていました。

境港で獲れた魚、特にサーモンが美味しいとのことで、以前から一目置いていました。

境港は米子空港からほど近いところにあります。

今回、私は米子空港を利用して移動したのでさっそくいってみました。

  • 4:30 起床

毎度のごとく、私の旅の朝は超絶早いです。

この日はあいにくの雨。

折り畳み傘を差しながら空港まで移動します。

ですが、昼前からは東京も山陰地方も晴れの予報です。

いい予感を感じつつ、鳥取まで移動します。

  • 9:30 境港駅

米子空港に到着しました。

さっそく境港に向かっていきたいところですが、電車の接続が悪く、バスで移動することに。

バスで揺られること30分少々、境港駅に到着です。

境港といえば、妖怪の町として有名です。

ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるのゆかり地なんです。

街中にはゲゲゲの鬼太郎のキャラや妖怪たちでいっぱいです。

正直、私はゲゲゲの鬼太郎も水木しげるも妖怪も、それほど興味を持っているわけではないのですが、せっかくなので存分に楽しんでいきます。

  • 9:40 水木しげるロード

境港駅から東に少し歩くと、水木しげるロードと呼ばれる通りがあります。

こちらの通りにはゲゲゲの鬼太郎にまつわるキャラや妖怪のオブジェや、水木しげると関係するお店や施設がたくさんあります。

人の名前が通りの名称になるなんて、ほんとすごいですよね。

  • 9:45 朝食 境港地魚食堂 魚倉

水木しげるロードは後でまた来ることにして、まずは空腹を満たします。

せっかく港町に来たことですし、海鮮で埋め尽くそうと思います。

やってきたのは「境港地魚食堂 魚倉」さんです。

こちらは朝早くから開いてくれている海鮮メインのお店です。

朝から海鮮丼が食べれるなんて贅沢ですね。

ほんと朝から営業してくれるお店は貴重でありがたいです。

入店と同時に、スタッフがメニューやシステムを丁寧に説明してくれました。

平日のブランチ帯ということもあり、客は私以外いませんでした。

私は朝食限定メニューである「朝の漬け海鮮丼」を注文しました。

待つこと5分。

めっちゃ大ぶりな漬け海鮮丼が到着しました。

ぱっと見、ネタはマグロ、サーモン、ブリといったところでしょうか。

ごはんもたっぷり、ネタもたっぷりで、お値段なんと1000円です。

東京なら安くても2,000円はしそうな感じです。

食べてみると、ネタはどれも新鮮そのもの。

海鮮丼でありがちな、ネタだけすぐになくなって白ごはんだけ残るなんてことは一切ありません。

むしろ白ごはんがすぐになくなり、ぶつ切りにされたネタが余るくらい盛られています。

朝からだいぶボリューミーな食事になりました。

  • 10:30 妖怪神社

再び水木しげるロードに戻ってまいりました。

この通り沿いにあるのが、妖怪神社です。

目玉おやじの石碑が鎮座されています。

境内は大きい木と小さい祭壇のみで、とても小さいです。

やはり入り口にある目玉のおやじが人気で、観光客がみな足を止めていました。

  • 11:00 ランチ 山陰のお寿司ヒトトセ

さっき朝食を食べたばかりですが、思い切ってランチいっちゃいます。

まさか朝食であのボリュームが提供されると思わなかったため、腹具合はだいぶ厳しいですが、連チャンで海鮮食べていきます。

やってきたのは、「山陰のお寿司ヒトトセ」です。

こちらは境港駅すぐ前にある回転寿司です。

地元境港で獲れた新鮮なネタがいただけます。

満腹に近い身体で開店と同時に入店しました。

店内は横長で、カウンター席とテーブル席が半々といったつくりです。

全席にタッチパネル完備です。

いわゆる大将に直接口頭で注文するタイプの回転寿司屋はオーダーミスが発生しやすいので、タッチパネル式はほんとありがたいです。

漁港にある寿司屋さんということで、地魚ネタが豊富です。

手始めに境港3種という三貫盛りをオーダー。

お寿司は番号札付きのお皿に乗ってレーンで運ばれてきました。

お皿が自分の席に近づくと、タッチパネルの画面が変化して到着をお知らせしてくれます。

この日の3種盛りは、白ばいい貝、甘えび、鰯炙りでした。

甘えびがめっちゃ赤いのが印象的でした。

おおぶりな海老は甘みが強くて美味です。

つづいて、山陰といえばのカニです。

舟盛りになっていたのが面白いです。

その後もヒラメや炙りなど、境港で獲れたネタをいくつかいただきました。

  • 12:00 水木しげる記念館

水木しげるロードに戻ります。

そしてこの通りのメインともいえるのが、水木しげる記念館です。

お店の前には妖怪たちがお出迎えです。

入館すると、鬼太郎と目玉おやじのお出迎えです。

入館してチケットを購入すると、まずは階上ヘエレベーターで向かいます。

水木しげるの生い立ちやマンガ作品に関して幅広く知ることができる展示ばかりで、思わず見入ってしまいます。

本名は武良茂(むらしげる)ということも初めて知りました。

どんな妖怪がいるのかその生態を紹介してくれる展示や、作中での名言集など水木しげる一色です。

水木しげるが太平洋戦争でマラリアに罹っていたところに空襲にあって腕を失ったことなど、図らずとも戦争体験記を知れたのが印象的でした。

奥さんとお見合いでスピード婚を果たしたようですが、出会ったときの第一印象が「顔の長い

人だな」と思ったことなど、失礼ながらつい笑ってしまいました。

展示を周っていると、映像展示がありました。

この映像がなんと水木しげるの実の娘さん2人がナレーションを務めているのです。

とても印象的な展示でした。

  • 13:25 妖怪食品研究所

水木しげる記念館のすぐとなりに、お菓子屋さんがあります。

こちらでは目玉おやじのおまんじゅうがいただけます。

なんともリアルなビジュアルです。

赤と白のコントラストや、テカリ感などが妙に不気味です。

価格は1本500円です。

あんこがたっぷり詰まっていて、優しい味がします。

  • 13:45 海とくらしの史料館

水木しげるロードを抜け、ずっと先へ10分程度歩いたところにあるのが、海とくらしの史料館です。

隣にある公園には灯台があり、高台になっていて見晴らしがいいです。

こちらの施設は、魚などの生き物がいない水族館というのがテーマのようです。

正面から普通に入ろうとすると、直角90度左に受付窓口があるのでそこでチケットを購入します。

館内は剥製が中心となって展示されていました。

じっくり回ってみましたが、これといった目ぼしい展示はなかった印象です。

  • 15:00 天然温泉境港 夕凪の湯 御宿野乃

今回の旅は温泉でリラックスするという目的もあるので、初日からさっそく温泉に浸かって癒されていきます。

やってきたのは「天然温泉境港夕凪の湯 御宿野乃」さんです。

日帰り入浴を利用しました。

温泉は上階にあるため、エレベーターで移動します。

こちらは、あのドーミーイン系列の温泉です。

アイスや乳酸菌飲料など、圧巻のホスピタリティです。

休憩スペースからはこの絶景です。

受付でもらった暗証番号を、男湯の前に設置されたテンキーで入力すると扉が開く仕組みです。

結論からいうと境港の野乃、最高でした。

まず清潔感あふれる畳のような脱衣所があります。

大浴場は、大きな浴槽とその奥には露天風呂があります。

どちらも大きさ十分で、ゆったりとくつろぐことができます。

内湯からも露天風呂からも、海が見えてまさに絶景です。

特に露天風呂がよかったです。

深さたっぷりで岩のつくりの浴槽です。

やや熱めの湯加減ですが、高所特有の心地よい風と相まってちょうどいい湯加減だと感じられることでしょう。

浴場入って突き当たると露天風呂があり、そこから左手に向かうとサウナと水風呂があります。

サウナは2段で収容人数は8~10人といったところです。

そんなに大人数は入らなそうですがサウナ室にも小窓があり、眺めは最高です。

そして、その日の香りというものがあるらしく、常にいい香りが漂っています。

ロウリュ時だけでなく、いつもいい香りを楽しめるのはポイント高いです。

ととのいが加速します。

水風呂はそこそこ冷たく、しっかり冷えることができます。

ありがたいのが、ととのい椅子がしっかりと用意されていることです。

露天スペースに3脚、浴場に2脚ありました。

私は露天スペースでがっつりととのいました。

足場もあるので、とてもゆっくりできて気持ちがいいです。

太陽の日差しもあり、これでもかという極上の時間を過ごすことができました。

今回はサウナ4周して上がりました。

温泉から上がり休憩室を覗いてみると、サービスがとても手厚い。

今話題のマンガがたくさん用意されていて読み放題です。

特に私が感動したのは、マッサージチェアです。

通常、温浴施設などでマッサージチェアを利用すると、1回300円くらいかかります。

しかし、こちらの野乃ではなんと使い放題。

1回15分がタダで何回でも利用できます。

私は時間がなかったので1回利用し、12分くらいたったところで温泉をあとにしました。

もし時間があったら、1時間でも2時間でもやり続けていたことでしょう。

温泉から何から何まで最高でした。

これを機に、私のドーミーイン熱が燃え上がりそうです。

  • 19:00 ディナー 和食居酒屋 旬門米子本店

サウナから上がった後は、待ちに待ったディナーです。

境港駅から米子駅まで電車で移動し、やってきたのは「和食居酒屋 旬門米子本店」さんです。

外観はかなり大きいです。

店先には、本日のおすすめが記載されたメニューが掲示されていました。

店内は席数が多く、かつ広々していて居心地がいいです。

さっそく地酒の日本酒で一杯やっていきます。

最初に頼んだのは、大山豚の味噌焼きです。

すごくおしゃれな盛り付けでした。

味は美味です。

脂がとても甘いのが特徴的です。

大山どりは食べたことありましたが、大山豚は初めて食べました。

日本酒が進みます。

続いては、カニクリームコロッケです。

美味しいことはたしかなのですが、カニの風味はあまり感じられません。

かかっていたトマトソースも少し合わない気がしました。

2杯目は鳥取名産の鳥取砂丘長芋を使った芋焼酎です。

この後も地元食材を使った一品料理をいただきました。

朝、昼と海鮮ずくしだったため、さすがに夜は海鮮を自粛しました(笑)

ほんとは食べたかった〜。

  • 20:15 チェックイン

夕食を済ませて宿でゆっくりします。

お世話になる宿は米子駅からすぐのところにある激安ビジネスホテルです。

駅前で買った白バラコーヒーのカントリーマアムで一息つきます。

コーヒーの苦味がしっかりと感じられます。

1日目は以上です。

境港の海鮮がとにかく美味しかったのと、水木しげるづくしの1日でした。

また、ドーミーイン系列の温泉、サウナのレベルの高さに感服した1日でもありました。

旅は2日目に続きます。

2日目は米子を中心にまわっていきます。

しろあと

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