こんにちは。
しろあとです。
今回は前回の山陰ひとり旅のつづきです。
2日目は鳥取の米子を旅してきました。
城跡を巡り、自転車で爆走して疲労困憊になった1日でした。
しかしその疲れを吹き飛ばすかのような美味しいグルメの数々にしたづつみを打ちました。
3日目は鳥取を少しだけ離れ、島根県の安来市を中心に旅していきます。
3日目 安来
3日目は安来(やすぎ)です。
島根の東端に位置する町です。
米子から電車で10分もかかりませんでした。
地方ののどかな田舎町ですが、とてつもなく有名な場所がひとつあります。
- 7:30 起床
起床するとやはりというか、足の関節と筋肉にわずかな違和感を持ちました。
やはり前日の自転車漕ぎすぎのダメージが蓄積しており、可動域が狭くなっています。
体調は全快ではありませんが、この日も私は旅に出ます。
- 8:35 安来駅
8時30発の電車に乗って揺られること5分、安来駅にやってきました。
駅駐輪場ではレンタサイクルを借りることができます。
前日の反省を踏まえ、この日は電動自転車をレンタルしました。
4時間以上の利用で、料金は2,000円です。
さっそく電動自転車を漕いでみると、前日の苦労が嘘のように足取りが軽いです。
わずかな力でも遠くまで行ける推進力に脱帽です。
昨日よりも風が強く吹いていましたが、快適になりそうです。
- 9:30 足立美術館
安来の田舎道を走らせること30分以上。
やってきたのは、足立美術館です。


こちらの足立美術館は、日本庭園がとてもきれいなことで有名です。
何年も連続で日本一を獲得しています。

たしかに外観の庭からも、すでにレベルの高さがうかがえます。
オープンは9時ですが、すでに館内には平日にもかかわらず人でごった返しています。
入館して少しあるくとすぐに、メインの日本庭園を観賞することができます。

たしかにキレイですが、日当りの問題なのかやや暗い印象を受けます。

ですがこれほどまでに広大な土地で表現された枯山水や日本庭園をお目にかかったことは、これまでありません。
これを見たいがために、足立美術館に訪れるのも納得です。
庭園などの風景は写真撮影可能なのですが、美術展示品は一切撮影を禁じられています。
美術展示品はとても数が多かった記憶がありますが、正直そこまで記憶に残ったものはなかったかもしれません。
歩き疲れたところで、館内に併設されている喫茶店で休憩します。

こちらの「大起」さんでは、外の風景を存分に楽しみながらお茶ができます。


普段甘いものを食べない私も、抹茶ケーキと紅茶で優雅な時間を過ごします。

- 11:45 ランチ 川西屋
次の目的地周辺にてランチをいただきます。
町の定食屋さんで天ぷら定食をいただきました。

他のメニューもたくさんありました。
その中でも一番推してそうだった天ぷら定食にしましたが、うーんやはり私は天ぷらでは、ごはんがすすまないようです。
- 12:20 月山富田城
米子城跡につづいて、山陰ひとり旅のメインイベントの一つ、月山富田城跡にやってきました。


尼子氏、山中鹿ノ介とゆかりの深い城跡です。

自転車を漕いでいるときも、遠くから旗や山の上の木々が目立っていました。
ふもとには駐車場や歴史資料館があり、道の駅のようになってきます。
月山富田城を登るモデルコースなるものがありました。

見通しを示す案内図があると、とても助かります。
身支度と心意気を整えて、さっそく登城します。



階段が多く、道は整備されているものの、さながら登山感覚です。
ひたすら歩いていると、遠くに本丸のような高い山が見えてきます。

山に向かって歩いていると、大きな野原に出てきました。
こちらが、山中御殿(さんちゅうごてん)です。
ここから登城は本格化していきます。


階段をひたすら上っていくのです。
ここがなかなかキツイ。
なんとか頂上らしく場所に到着です。


本丸跡や二の丸、神社などがあります。


頂上からの眺めは最高そのものです。
何にも遮るものがなく、のどかな田園風景を独り占めできます。

ダンジョン感の溢れる楽しい散策になりました。
月山富田城跡は想像よりも山々が連なっており、広い場所でした。
標高はさほど高くはないのですが、横移動が多くて移動距離も相当ありました。
二の丸、本丸がある頂上は見晴らしがよく、すがすがしい気分です。
帰りはモデルルートの通り、来た道とは異なる道で帰りました。
こちらはお寺の前を通るのですが、木々が生い茂っていてなかなか歩きにくい。
目ぼしいスポットもなく、普通に下って終わりました。
大満足で無事、帰還です。
- 14:30 安来市立歷史資料館
月山富田城跡から戻った後は、安来市立歴史資料館にやってきました。

月山富田城跡の模型など、城跡や歴史的出来事を中心とした展示です。


お城に関する基礎知識がとてもよくまとまっていました。
- 17:30 ディナー 家富良
電動自転車で安来駅に戻り、フルーツオレで栄養補給します。

少し早いですが、米子に戻ります。
ディナーまで時間があったので、自分のおやつ用にお土産を買いこんできました。

そして予約時間になると、待ちにまったディナーです。
この日、うかがったのは家富良さんです。
地元でも人気な居酒屋さんのようです。
さっそく日本酒で一杯やります。

地元食材をふんだんに使ったメニューをどんどん注文していきます。
まずは、大山鳥のつくねです。

大山(だんせん)という読み方にまだまだ慣れず、思わず「おおやま」と毎回読んでしまいそうになります。
つづいては家富良のメイン料理、鮮魚の「がいな盛」です。

これぬっちゃすごいですよね。
8種類のネタが3切れずつ盛られていて、さらにサザエまでついています。
なんとこのボリュームでお値段は2,000円弱なんです。
価格破壊が起きてます。
1日限定5食だけのようで3~4人前の量だそうです。
私1人で注文した際に、
「結構な量ありますが、大丈夫ですか?」
と確認されました。
味はもちろん美味です。
どのネタも厚切りで新鮮そのもの。
めちゃくちゃ美味くて、あっという間に食べ尽くしてしまいました。
それに合わせて日本酒もどんどん進みます。

つづいてはどじょうのから揚げです。

山陰はどじょうも有名なようです。
私もどじょうを食べるのは人生初です。
肝心の味のほうは、よくある白身魚とそこまで大差ないかなといった感じです。
身がたっぷりではないので、どうしても衣がちになってしまいます。
お酒は進みそうな味付けでした。
家富良さんは炉端焼きのお店ですので、焼き物も頼んでみました。
いんかのめざめのバター焼きと、長芋と梅の磯辺焼きです。


強火で香ばしく焼かれた食材がいい味を出しています。
最後は牡蠣の漁師焼きと地魚の握り寿司に〆ます。


序盤にあれだけ海鮮を食べたのに、私の海鮮欲は尽きることを知りません。
量、質ともにかなりハイクオリティなお店で、大満足の食事でした。
3日目はこれで以上です。
前日の疲れをだいぶ感じていましたが、美術館と城跡でだいぶ癒されました。
さらに、ハイレベルな海鮮ディナーにテンションが上がりっぱなしです。
旅はいよいよ最終日へ向かいます。
最終日の4日目は、鳥取の江尾と淀江へ。
しろあと
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