こんにちは。
しろあとです。
今回は前回の山陰ひとり旅のつづきです。
3日目は島根県の安来を旅してきました。
足立美術館の日本庭園に癒され、月山富田城跡の壮大さに圧倒された1日でした。
ディナーは地元の食材を使った料理で、大満足の食事でした。
4日目はいよいよ山陰ひとり旅の最終日。
最終日はかなりマイナーどころを攻めていきます。
4日目 江尾・淀江
4日目は江尾(えび)と淀江(よどえ)です。
江尾は米子から南東方面へ、淀江は北東方面へ向かったところにあります。
どちらも米子駅から30分程度で到着します。
どちらもけっこうな田舎町です。
正直これといった観光地はありませんが、のんびりと辺りをぶらぶらしていきます。
- 6:20 起床
最終日も晴天&高気温に恵まれました。
この日の鳥取は3月中旬で20度でした。
アウターを置き、長袖1枚で出かけていきます。
- 8:10 江尾駅
米子駅から電車で30分ちょっと揺られ、やってきたのは江尾です。
江尾にやってきた理由はただ一つ、江尾城跡を巡るためです。
実は私、全国にある天守閣の全制覇を目標にしています。
お城マップというアプリをインストールし、そのアプリに記載されている現存天守閣・櫓、模擬天守閣・櫓がある城跡をまわっています。
その目標を果たすために、江尾城跡にやってきました。
休日の田舎ローカル駅ですので、駅前には誰一人いませんでした。
- 8:20 江尾城跡
江尾駅から徒歩3分くらいのところに江尾城跡があります。
民家の脇に入り込むような形で登城口があります。

申しわけ程度に桝形や本丸への案内板がありました。

もう少し坂を登ると、模擬天守があります。

建物内にはいくつか展示があるようなのですが、通常開放はしていません。
どうやら江尾町の教育委員会に連絡し予約を取ると、中を見学できるそうです。
さすがにそこまで労力をかけようとは思わなかったので、外観だけ見学してきました。


建物向かって左手にいくと、西の丸跡にいけます。


階段を上がったさきには、畑が広がっていました。

高台になっているので、江尾城模擬天守も見下ろすことができます。

畑をさらに奥へ進むと、石垣の残骸のようなものが目につきます。

こういったいかにも整備されていないような、手つかずな史跡というのもロマンがあっていいですね。
来た道の反対側の畑にも、江尾城跡の立て看板がありました。

これといった見どころは特にありませんが、粗野な感じで印象に残る城跡です。
- 10:30 カフェ
9時30分くらいに江尾駅からバスに乗り込み、米子駅に再びやってきました。
ランチの11時まで少し時間があるので、軽食でもいただこうと思います。
やってきたのは、「フルーツカフェ サエキ」さんです。
こちらのカフェ、実は2日目に訪れた米子市立美術館に併設されているカフェです。
フルーツがとても美味しそうだったので、いただくことに。
一番高いフルーツサンドのジュースのセットを注文しました。

ジュースはとても美味しかったです。

フルーツサンドとフルーツに関しては、正直普通のスーパーで買った物でも再現できそうな感じでした。
- 11:00 ランチ kazura
旅の最終日のランチはカレーで締めくくります。
せっかく旅先にきたんですから、とことん郷土グルメを楽しんでいきます。
やってきたのはカレー屋のkazuraさんです。

私はビーフカツカレーを注文しました。

味は家庭的な感じで美味しいです。
スパイスが効いているというより、コクがあるような味わいです。
ビーフカツは少し固めでカレーとの相性はイマイチでした。
- 13:30 伯耆古代の丘公園
ランチを終え、米子市街地をぶらぶらした後、電車に乗り込んで淀江駅にやってまいりました。
淀江駅から徒歩で20分くらいのところに伯耆古代の丘公園があります。
こちらでは、高床式倉庫や物見やぐらといった古代の村を模した公園です。


入館料はなんと無料です。

家族連れが多い印象です。


公園を出て正面の坂を登ると、古墳があります。

- 14:00 上淀白鳳の丘展示館
伯耆古代の丘公園からほど近い場所にあります。

古代の生活や歴史についての展示がメインの施設です。
大仏の展示が印象的でした。

- 14:30 上淀廃寺跡
上淀白鳳の丘展示館から5分ほど歩いたところにあります。

過去、この地に寺社があったとのことです。

ちなみに、上淀廃寺跡というのは「上淀」にあった「廃れた」「寺」の「跡」という意味で、寺社の名称を直接的に表したものではないみたいです。
とても開けた空間で日当たりもよく、なんとも居心地がいいです。

- 15:00 白鳳の里
ここで温泉に入って一息つきます。
伯耆古代の丘公園すぐ近くにある、白鳳の里です。
地元密着型の温浴施設です。
サウナ、水風呂、外気浴がしっかりととのっている施設です。
サウナと水風呂は普通でしたが、露天スペースが開放的なのが好感度高めでした。
サウナは3周しました。
上がった後は、ドリンクで水分補給。

- 18:00 ディナー こうりん坊 山月庵
旅もいよいよクライマックス。
白鳳の里でそんなに長居しなかったため、1本早い電車に乗ることができ、夕方ごろに米子駅に到着です。
「この時間なら居酒屋ディナーして1杯飲めるのでは?」
私史上初となる3泊4日旅で4回目の居酒屋に行ってみました。
訪れたのは「こうりん坊山月庵」さんです。

予約なしでの来店でしたが、カウンター席なら空いているとのこと。
ラッキーです。
店の中心がちょっとした庭のようになっていて、その庭を取り囲むように口の字に席が配置されています。
店内は外観から想像できないくらい広々としていました。
どの席も個室っぽくなっていました。
私は口の字からさらに奥に入ったずっと先にあるカウンター席まで案内されました。
オーダーはタッチパネル式で、メニュー数がかなりあります。

この日も海鮮欲が爆発しました。
まずは、さわらとカツオの刺し盛から。
身が大ぶりで味わい深いです。
日本酒が進みます。
つづいてきのこの挟み揚げです。

きのこのヘルシーさ、揚げ物のギルティさという相反する2つが混ざり合ってとても美味しいです。
そして感動したのが、大山豚の角煮です。

これがほんとに美味かった。
めっちゃ味が濃く、豚はホロホロです。
まるで二郎系ラーメンのブタのようなほぐれ具合です。
入店して30分、残念ながら飛行機の時間が近づいてきたため、ここで退店です。
ですが、鳥取をあとにする前にとてもいい体験ができました。
山陰ひとり旅はこれで以上になります。
テレビでたまたま映った米子城跡に気持ちをほだされ、急遽決めた旅でした。
とにかく海鮮が美味い。
境港という武器を持つ鳥取はとにかく魚が美味いです。
そして、米子市街地は居酒屋の良店だらけ。
どの店に入っても、料理のレベルが高いです。
しかも地方なので、お値打ち価格。
さらに1品ごとのボリュームもかなりあります。
これでもかというくらい食べて飲んでも、7,000円くらいです。
他の土地で同じだけ飲み食いすると10,000円は下りません。
スタッフも穏やかで丁寧な人ばかりです。
また、今回の旅はとにかく疲れました。
自転車を漕ぐ時間がほんとに長く、疲労が常に溜まっていました。
疲労がちになると、せっかくの観光地も早く見終わりたい気持ちが先行してしまい、流し見になってしまいます。
自転車は必ず電動自転車にする、足を使わない時間をしっかりと入れ込む、などの重要性に気がつきました。
そして、城跡をたくさん巡ることができました。
やっぱり遺跡というのは心が洗われます。
過去に思いを馳せ、現在を生きる自分の生き方を考えるきっかけになります。
次の旅も楽しみです。
そろそろ海外旅行にいきたい。
しろあと
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