こんにちは。
しろあとです。
今回は熱海伊豆伊東の旅ブログ、最終回です。
3泊4日だと、時間に余裕をもって現地を楽しみ尽くせるのがいいですね。
4日目・最終日は熱海です。
熱海を最終日にもってきた理由はとくにありません。
しかし、あえていうなら
「平日に観光したいなあ」
と思っていました。
観光地は有名であればあるほど、そして大都市圏に近ければ近いほど土日は人でごった返します。
だから熱海なんていう有名温泉街は、平日にいくのが吉です。
一方、2日目に訪れた修善寺は、土日に行ってもそこまで混雑せず楽しめます。
今回のラストを飾る熱海旅行のはじまりです。
4日目 熱海
熱海は温泉旅館やホテルがたくさんあるイメージです。
あとは商店街が栄えていて、食べ歩きできたり、美味しい海鮮料理を楽しめるといったところでしょうか。
事前に仕入れた情報によると、熱海駅から少々離れたところになんともディープなスポットがあるとかないとか。
- 7:40 起床
4日目も快晴で朝を迎えました。
4日連続で天気は晴れ。
めちゃくちゃ運がいいです。
雨だと傘で片手が塞がりますし、歩行スピードも若干落ちるしで、いいことありませんからね。
- 8:30 チェックアウト
この古びた宿ともお別れです。
簡易なチェックアウトを済ませ、出発です。
大きな荷物があるので、とりあえずコインロッカーまで運びます。
熱海駅まで行くのは面倒なので、事前に調べていた近隣の24時間営業ロッカーに向かいます。
が、ここで思わぬ事態が。
コインロッカーがない。
Googleマップで示されている場所にいっても、ただのビルが建っているだけ。
あたりをぐるぐる回ってみても、それらしきコインロッカーは全く見当たりません。
朝から思わぬ誤算です。
仕方なく、重い荷物を抱えて熱海駅前のコインロッカーを利用することに。
熱海の坂を20分かけて移動し、もうへとへとです。
この時点で30分のスケジュール遅れです。
事前にコインロッカーの存在を確認しておくべきでした。
- 9:10 熱海駅バス発
アクシデント発生により、急遽バスに乗ることに。
本当は歩いて目的地に向かう予定でしたが、今から歩いては体力的にも時間的にもきつくなるので、バスを利用します。
先ほどチェックアウトしたばかりの宿近くのバス停で降ります。
さっきまでいたところに再び戻るのはなんとも悲しい気分です。
- 9:45 熱海ロープウェイ
バスを降りてしばらく歩き、熱海ロープウェイ乗り場にやってきました。
本来は9時にもう歩いて山頂にいる予定でした。
急遽、ロープウェイを利用して体力と時間の節約を試みます。
10:00 熱海城
熱海の旅1発目は、熱海城からです。
このお城は観光目的で築城されたものです。
特に歴史的遺構などはなく、建物自体と建物内の展示物や展望台からの眺めを楽しむようです。
お城自体は大きめで、5、6階くらいあります。
まずは最上階までエレベーターで行き、そこから階下に降りていくスタイルです。
歴史的背景が特にないので、歴史解説などはそこまで充実していません。
しかし、面白い展示がありました。
「春画展」です。
春画とは江戸時代に流行った性的描写がメインの18禁本みたいなものです。
最初は富裕層しか手に入れることができない貴重なものでしたが、徐々に庶民の手にもわたるようになっていきます。
その春画のみを取り揃えた展示なのです。
現代になってもその内容が刺激的だからか、春画展だけ18歳未満立ち入り禁止となっていました。
実際に見てみると、たしかに興味深い絵がたくさんです。
当時の性に関する価値観や興奮できるポイントなどがなんとなく掴めました。
まさか熱海城で思わぬことを勉強する機会に恵まれました。
- 10:50 熱海秘宝館
今回、熱海を旅して思ったことがあります。
「熱海、全体的にピンクだな」
正直なところ、町全体にほんのり性が漂っているんですよね。
あからさまな夜のお店は特に目立たないのですが、先日のストリップしかり、熱海城の春画展しかり、きわめつけはこの秘宝館です。
実は秘宝館、ロープウェイで上がったすぐのところにあります。
性について真面目に考え、エンタメとして楽しむというのがコンセプトだと、私は感じました。
春画展と同じく、こちらも18禁施設となっていました。
入口からはさっそく春画を拝むことができます。
そして秘宝館のこれまでの経歴など年表スタイルでまとめられていました。
料金は1900円とお高めです。
そして写真撮影NG。
さっそく潜入です。
なんと一時期、日本全国に秘宝館がたくさんあったようです。
場所はその大半が温泉街です。
熱海と一緒ですね。
やはり温泉街というのは性のにおいが漂うようです。
しかしどの秘宝館も現在はすべて閉館しているのです。
唯一、残っているのがここ熱海秘宝館とのことです。
足を進めると、エロとギャグが融合したような古い映像が何パターンが流れてました。
大昔にやっていたバカ殿を想起させるような映像でした。
ほかにも官能小説で使われる言い回しの紹介があり、性に関する解説やアトラクション、グッズなどが豊富にありました。
最後のほうは、わりとライトな展示になっており、写真撮影が可能でした。
「これがすごい!」
というようなものは特にありませんが、日本に現存する秘宝館としては貴重な施設です。
興味があれば、ぜひ一度訪ねてみてください。
- 12:10 ランチ
秘宝館でなんともいえない気持ちになった後、下りのロープウェイに乗り込み、旅の最後のランチに向かいます。
うかがったのは「おさかな食堂」。
まるでタワーのようにお刺身を積み上げる海鮮丼で有名です。
さっそく注文し、食してみます。
味は普通に美味しい。
だけど、「これといった感動は特にないかな」という感想です。
普通に美味しい海鮮丼です。
やはり写真映えを意識したメニューなのでしょう。
あと、食べていて気が付いたのですが、私は海鮮丼が苦手かもしれません。
味は好きなのですが、とにかく食べづらいし、ペース配分が難しいのです。
丼ものは食べるスピードがついつい速くなってしまい、ゆっくり味わう暇がないことに熱海で気がつきました。
刺身定食ならそんなことまったくありません。
また、ネタがごはんの温かさで生ぬるくなってしまいます。
そして、ごはんが醤油に浸食されて、お米本来の味がぶれてしまうような気もするのです。
新たな気づきでした。
- 12:50 スイーツ探訪 バスクチーズケーキと熱海プリン
普段、甘いものをほとんど食べない私ですが、旅先は例外です。
熱海商店街に戻り、何か美味しそうなものがないか散策していると、美味しそうなお店をみつけました。
土日はすごく混雑していましたが、平日はすぐに買えてストレスフリーです。
- 13:10 熱海山口美術館
熱海市内の博物館、美術館で検索すると、高い口コミ評価を得ていたのが、熱海山口美術館です。
なんでもマンションを改築した美術館とのことで、2Fまでが美術館で3F以上は居住フロアとのことです。
部屋によって絵画や彫刻など、展示がわかれています。
つくりはマンションなのに、展示は美術館というちぐはぐさが新しい感覚でした。
一通り見終わり、受付に声をかけるとドリンクを注文できます。
そして、なにやら絵付け体験なるものもできるとのこと。
何も書かれていない小皿と、色とりどりのマーカーを手渡されます。
お皿に好きな絵や字を書いて10分くらい焼き、自分だけのオリジナルをつくるとのことです。
まったく絵心がない私は、スタッフから手渡された瞬間、顔に曇りが出てしまいましたが、なんとか作ってみました。
- 14:10 起雲閣
熱海山口美術館から歩いてすぐのところにあります。
こちら起雲閣は当時旅館として使われていた建物を活用し、現在は資料展示やコミュニティの場として運営されているようです。
建物から望む日本庭園が美しく、印象的でした。
建物内は正直、面白そうなものなかったかな。
- 15:15 熱海温泉 リブマックスリゾート熱海シーフロント
宿泊先からほど近い、リブマックスリゾート熱海シーフロントで日帰り温泉を堪能します。
実のところ、1番本命は「湯宿一番地」という温泉だったのですが、日帰り入浴が16時までとの張り紙があり、泣く泣く断念。
しかし、ある意味正解でした。
リブマックスリゾート熱海シーフロントは、露天風呂、サウナ、水風呂、外気浴、どれも極上でした。
熱海の海を一望できる清潔な露天風呂は、生きててよかったと思えるくらいの気持ちよさです。
そしてサウナがいいです。
館内にはサウナに関する解説文がたくさんあり、こういったところからもサウナに力を入れていることがわかります。
サウナの前にはアロマオイルが3種類あり、なんと自分でアロマ水を作ってロウリュできるのです。
他に利用客が全然いなかったので、独り占めできました。
私は白樺のオイルを3、4滴、桶の中にいれてお湯で溶いてアロマ水をつくりました。
アロマ水をサウナ内に持ち込み、さっそくロウリュしてみます。
室温が上がり、いい香りが室内に漂います。
もう最高ですね。
8分くらいたったところで、サウナ室をあとにします。
サウナ室の真横に水風呂があり、水風呂から10歩歩いたところから露天スペースに出ることができます。
露天スペースでは椅子が2客、熱海の海に向かって置いてあります。
サウナから水風呂、水風呂から外気浴で、ここでも極上のととのい体験ができました。
- 17:30 熱海駅構内でディナー
今回の旅の最後の晩餐は、熱海駅構内にある郷土料理屋さんです。
うかがったのは、「伊豆太郎」というお店です。
私の寿司欲が爆発していたので、ここでは握り寿司ばかりいただきました。
地魚メインにいろいろ注文しました。
印象的だったのが、伊豆の島寿司です。
島唐辛子と一緒に漬けたネタをごはんでいただきます。
わさびがなくとも、ピりりとした辛さが楽しめました。
ここでも地酒をいただき、旅の最後にふさわしいディナーとなりました。
- 18:40 帰路につく
3泊4日の伊豆熱海伊東ひとり旅もついに終焉を迎えます。
交通費をケチって在来線で帰ります。
ほどよくまわった酔いを感じ、自分用のお土産を楽しみつつ、帰るのでした。
これで3泊4日の全日程が終わりました。
約3か月ぶりの旅行で、若干、勘が鈍ったところもありました。
ですが、毎日を全力で駆け抜けるができました。
やっぱり旅行は準備がすべてですね。
しろあと
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