劇場版名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)

日常

しろあとです。

もう春です。

毎年春になると楽しみなことが一つあります。

それはコナンの映画公開日です。

私はアラサーですが、物心つく10歳くらいから毎年欠かさずコナンの映画はチェックしています。

たしか一番最初に見たコナン映画は「瞳の中の暗殺者」だった気がします。

蘭姉ちゃんがトラウマで記憶喪失になるストーリーで、テーマパークでクライマックスを迎えるのが印象的でした。

なぜか小学生の頃は、この映画をDVDで何回も繰り返し見ていて、全部で10回以上は観ています。

10歳くらいからは毎年友達と地元の映画館、大学生になってからは一人映画館で楽しむようになりました。

昔からの習慣は中々抜けないもので、未だに春になると浮き足立って映画館にコナンを求め、 足を運んでいます。

2025年4月18日に公開された「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」も公開が予告されてからずっと楽しみにしていました。

公開日から数日後、さっそく観賞してきました。

概要とあらすじ

今回のコナン映画はなかなか難易度が高かったです。

X(旧 Twitter)でも、

「予習してからじゃないと十分に楽しめないかもしれない」

との投稿が出回っていました。

舞台は長野県の冬です。

昨今のコナンの映画は、場所と季節の特徴をしっかりと作品に反映させているイメージです。

過去作で冬といえば、「沈黙の15分」があります。

冬時期で、しかも雪山が舞台である今作とだいぶ類似している印象です。

長野県警の大和勘助が雪山にて何者かに襲撃されるところから話は始まります。

そのまま崩れ落ち、激しい降雪で意識が飛びながらも奇跡的に救助された大和警部。

そんな中、阿笠博士が大学時代の後輩から、長野県の天文台へお誘いがあり、いつものメンバ一で長野へ向かうことになります。

ですがコナンは蘭姉ちゃんと小五郎と一緒に日比谷公園へ向かいます。

なぜなら、小五郎の警察時代の同僚・鮫谷から電話で連絡があり、話があるとのことで呼び出されていたのです。

同僚の鮫谷は現役警察官です。

小五郎と昔話で華を咲かせると思いきや、なにやら事件の行方を追っているよう。

かなり切羽詰まっている様子で、小五郎と直接話すべく日比谷公園で待ち合わせることになります。

日比谷公園へ向かう小五郎についてきた蘭姉ちゃんとコナン。

3人は、日比谷公園で鮫谷が銃で殺害されるのを目にします。

ここから小五郎のリベンジ劇が始まります。

感想

いやー今回のコナン映画も爽快感がすごかったです。

一方、ストーリー自体は複雑なわりには、深みがなかったのが正直なところです。

ですがアクションシーンやクライマックスが躍動感があります。

前評判にもあった通り、ある程度アニメや漫画にも触れていたほうがわかりやすいかもしれません。

そちらのメディアの内容にもしれっとつながりがあったりするので、疎い方はもしかしたら疑問点が増えるかもしれません。

私のアニメや漫画のコナンはほとんど追ってないので、少し困惑するところもありました。

ただ何も前情報なしで見ても、犯人推理パートやド派手なアクションは楽しめること間違いなしです。

記憶に残ったシーン

まずタイトル導入までがとても長かったです。

コナン映画といえば作品のたびにアレンジされるオープニングですよね。

オープニングまでのストーリーがとても長かったです。

しかし期待していたオープニングはちょっと残念でした。

鳴り響くような壮大な音響ではなく、気が付いたらタイトルがドーンとスクリーンに出ていてしれっと終わっていました。

音も映像もオープニングに関しては、正直とてもショボかったです。

毎作品、オープニング映像とアレンジ音響を楽しみにしていましたが今回は残念です。

そして、来場者層が私のようなアラサーがメインになったことで、ストーリーや設定がとても難解です。

今作に限ったことでもありませんが、警察、検察、公安は当たり前のように出てきます。

大人でもちゃんと理解している人が少なそうなのに、子どもはもっと理解してなさそうです。

それに今作は公安の中でも、隠れ公安という肩書の人が出てきます。

各都道府県の県警も出てきますし、国会で審議されている法案の可否をめぐる話も出てくるので、お役所全開といった雰囲気です。

そして終盤で描かれる絵がとてもきれいでした。

長野の山奥にある天文台にパラボラアンテナという大きいアンテナがあるのですが、そのアンテナにレーザー光をあてるシーンがあります。

そのレーザー光がとてもきれい描かれているのが印象的でした。

個人的にうれしかったのは、安室透の声がほとんど違和感なかったことです。

安室さんの声優が不祥事で降板してしまったんですよね。

声がめっちゃ好きだったので残念に思っていたのですが、代わりの声もなかなかいいです。

ほとんど違和感なくセリフやストーリーに没入することができました。

最後はエンディングです。

コナン映画といえば、エンディングにロケ地や作品にゆかりのあるものが映し出されることでおなじみです。

そのエンディングテーマ曲が終わってから、いつも少しだけおまけのストーリーが続きます。

ほんの少しで1~2分くらいで終わるのが常なのですが、今作はエンディング後の話がとても長かったです。

ここからまた話が始まるのではないかというくらいの勢いでした。

そのストーリーが終わると、こちらも毎年恒例、次回作の制作決定ムービーが流れます。

まっすぐな道を車か何かが高速で走っていて、高速に移り変わる地面をずっと映し出している映像です。

女性の声で何かしらのセリフがありましたが、すぐ忘れてしまいました。

次回作も期待大ですね。

しろあと

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