こんにちは。 しろあとです。
私は去年の夏ごろに、ICLという視力回復手術を受けました。
世間的にはICLよりも、レーシックのほうが知名度があり馴染み深いでしょう。
ICLとレーシックの違いは、レーシックはレーザーで角膜を削って視力アップを目指しますが、ICLは角膜を削らずに小さいコンタクトレンズみたいなものを目の中に入れて視力アップを目指します。
レーシックは狙った通りの視力が出るか不確定、ハログレアという光を眩しく感じる副作用が強く出る可能性があったため、私はICLを受けました。
このICLの術後1年がたった今、率直な意見を伝えたいと思います。
ICLを受ける前の私
私はもともと近視が強く、左右ともに0.03程度でした。
メガネなしでは、1m先の人の顔がぼやけて何も見えません。
視力検査で、一番上のCも見えません。
そのくせして、メガネは嫌いだったので、プライベートで遠くを見る必要がないときは裸眼で生活する始末。
目つきがかなり鋭くなって、周囲の人からは睨んでいるように思われていました。
ICL手術を受けてみて
結論、ICLを受けて人生変わった!!!
本当に受けてよかったです。
なにが良かったかというと、
- メガネがない生活
- 高い視力
- クリアな視界
- 見た目の向上
おおきくこの4つです。
メガネがない生活
快適すぎます。
- メガネやメガネケースを持ち歩かなくていい。
- メガネがずれ落ちる心配やメガネを上にあげる必要がない
- 朝起きてすぐに動ける
- 服の着脱がラク
- 温泉やサウナでも視界良好
- スポーツを思いっきりできる
これらのうれしいことがありました。
メガネは人工物ですので、やはり身体にジャストフィットはしません。
かけているとやっぱり違和感があります。
これまでは事あるごとにメガネを気にしなければなりませんでした。
ですが、そういった煩わしさからも解放されました。
メガネやメガネケースをゴミ箱に捨てたときなんか、もう最高の気分でした。
高い視力
視力は左右とも0.03だったのが、左右とも1.5に上がりました。
調子が良いと、2.0見えるときもあります。
レーシックは削った角膜の量によって視力が変わるため、狙った視力を出しにくいという特徴があります。
一方でICLは、手術前に行う適応検査で、あらかじめ自分の目に適したレンズを測定して選ぶため、狙った通りの視力を得やすいという特徴があります。
簡単にいうと、自分に合ったコンタクトレンズを半永久的に眼球に入れているようなものです。
そのため、術後の視力は検査で見えていたとおりの視力であるため、はっきりくっきり見える のです。
クリアな視界
これは私の肌感覚なのですが、コンタクトレンズを着用したときよりも、よりくっきりとクリアに見える感覚がありました。
目のゴロゴロや異物感がなくなったからかもしれません。
大自然の中を歩いているときなど、視界がクリアで本当に感動しました。
見た目の向上
ICLをしてメガネを外してから、見た目を褒められることが本当に増えました。
いわゆる垢抜けというやつです。
特に「目がぱっちりした」といわれるようになりました。
アイコンタクトをする時、メガネをしていると、人からレンズ越しに目を見られることになります。
レンズを通してだと、原寸よりも目が小さく見えてしまいます。
人は目に関して、大きければ大きいほど魅力的に評価する傾向にあります。
そのため、レンズを通した小さな目よりも、メガネを外した原寸大の目のほうが、より魅力的に見え、外見が向上したように感じたのだと思われます。
一般的に目と目の幅が広い人は、その幅広さをカバーする必要があるため、メガネが似合うとされています。
しかし、それ以外の人がメガネをかけると、外見レベルは低下すると考えてよいでしょう。
ICLの費用
近視の度合、乱視の有無によって価格が変動します。
私のように近視が強い人は、50万円くらいを見積もっておくとよいでしょう。
今でこそレーシックは20~30万円程度でできるため、ICLは高額に感じるかもしれません。
でも私はICLを高額だとは、今でも思っていません。
考えてみてください。
人生100年時代です。
仮にこれから40年生きるとします。
1日あたりの費用を計算してみましょう。
40年は、40年×365日で14600日です。
ICLに50万円かかったとして、50000÷14600=34.24円
1日あたり34円しかかからないのです。
34円でこれだけのメリットを享受できるなら、激安じゃないですか?
もちろん、リスクを考慮した上で、より低価格のレーシックを選んでもよいでしょう。
ICLを受けるには
ICL手術を受けるには、大きく3段階あります。
(1)予約を取り、適応検査を受ける
(2)手術に向けての準備
(3)手術当日以降
適応検査
ICL を受ける病院やクリニックを決めたら、適応検査の予約をとります。
適応検査とは、ICLを受けても健康に問題がないかをチェックする検査です。
視力をはじめ、目に関するあらゆる検査を受けます。
たしか10項目くらい検査を受けたと記憶しています。
時間は2時間くらいかかりました。
すべての検査を受けた後、医師との診察がありました。
診察では、医師から ICL手術について、適応か不適応かを告げられます。
適応ならば、めでたく手術に向けての準備や注意事項の説明を受けます。
不適応ならば、残念ながらICL手術を受けることができません。
別の視力回復方法を検討しましょう。
手術に向けての準備
ICLの手術日が決まったら、当日までに準備することがたくさんあります。
まずは、まとまった休みを取る必要があります。
手術後の目はダメージを受けている状態なので、ばい菌が入らないように清潔にするなど目を保護する必要があるからです。
また、手術日の3日前くらいから目薬を「これでもか!」というくらい差す必要があります。
この目薬が結構大変です。
差す時間帯が決まっており、忘れないようにきちんと差さなければ、手術を受けられません。
手術当日以降
手術当日も目薬のオンパレードです。
殺菌消毒のほかにも、瞳孔や麻酔に関する目薬もたくさん差すことになります。
そしてついに手術です。
自分の目をいじくられるので緊張と恐怖と不安が入り混じっていました。
めちゃくちゃ怖かったです。
痛みとかすごいだろうなと思ってましたが、意外にも痛みはそうでもありませんでした。
きちんと麻酔が効いている証拠ですね。
ただまったく無痛かといわれれば、そうでもありません。
痛いというより、しみると私は感じました。
我慢できないほどでもないが、早くおわらないかな、本音をいうとそんな感じです。
それよりも一番つらかったのが、まぶしいこと!
手術台に乗せられ、目にライトがあてられるのですが、とにかく目とライトの距離が近くてまぶしい。
光も強いし、目をそらしたくなります。
目をそらすと医師から「正面向いてくださいね」と指摘が入りました。
痛みよりもしみる、しみるよりも眩しい、というのが感想です。
手術が終わると、その瞬間から視界良好、バッチリ見えます。
これには私も驚きました。
ただ、目にダメージを受けているので異物感は残ります。
光が眩しく、輪っかが見えるという不思議な現象に見舞われます。
私が特につらかったのが、頭痛です。
おそらく強烈な光を浴びたことや、人体の構造的に脳と目がつながっていることが原因だと感じました。
術後はそのまま帰宅となります。
注意事項を改めて説明され、保護メガネをかけて帰宅しました。
翌日、術後の検査のため来院します。
そこでは、視力をはじめとする目の検査や医師の問診がおこなわれました。
翌日も異物感はすごいし、眩しいしで気分はだいぶ落ち込んでいましたが、めっちゃよく見えるので、なんだか不思議な気分です。
私は特段異常がなく、すべての検査項目がクリアでした。
術後検査は、3日後、1週間後、1か月後、3か月後、半年後、1年後と、たくさん行われます。
やっぱり目は大事
人は外界の情報をキャッチするとき、そのほとんどを視覚に頼っているといわれています。
視覚的情報をキャッチする目は、ほんとうに投資する価値があると思います。
人の顔が良く見えるので、人ともっとコミュニケーションを取りたいと思うようになります。
表情の変化や目の動きなどがよく見えるので、より深く相手の気持ちや状況がわかるようになりました。
また、クリアによく見えるので、これまで気が付かなかったところにもよく気が付けるようになり、生きているだけで毎日あたらしい発見だらけです。
スマホやゲーム、パソコンによる視力低下で悩んでいる人や、メガネ・コンタクトの煩わしさに悩んでいる人は、ぜひICLを検討してみてください。
私と同じように、きっと人生が変わります。
ではでは。
しろあと
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